私国立幼稚園の合否判定基準の一つとして、どれだけ詳しくその園を理解しているか、というポイントがあります。
建学の精神・教育方針・園の沿革や園の特長等、幼稚園情報の収集は積極的に進めましょう。また、過去の出題に関する情報も入手し、受験の準備を進めることも大切です。
早めの準備はご両親にとっても自信とゆとりにつながります。
例年、多くの幼稚園が6月~9月にかけて「入園説明会」を実施します。幼稚園を直接知るためのいい機会ですので、必ず出席しましょう。園長先生の人柄や園の環境、在園児の様子を直接知ることができます。
また、幼稚園によっては、運動会やバザー、作品展、園庭開放等に出席できる場合もあります。受付窓口にて記名して参加する場合もあります。行事への参加は、選考基準の対象になる場合もあります。事前に日程を確認した上で、できればお父さんもご一緒に出席しましょう。
今までの幼稚園研究から志望する園を決定します。入園試験日程を合わせ、受験する園を決定しましょう。
入園試験は本人(児童)と保護者に対して実施されます。併願して受験する場合には、各園の募集要項に記載させた入園試験の日程に留意しましょう。
願書の受付は、1週間から10日間というのが一般的ですが、幼稚園によっては2日間のみという園もありますので、受付期間や必要書類は事前にしっかり確認しておきましょう。
また、園に直接提出する方法だけでなく、郵送のみの受付という園もありますので、要項記載内容に留意してください。
幼稚園によって、指導内容、教育方針にかなり差があります。
モンテッソーリ、・縦割り保育・英語教育・文字指導・自由遊び主体等、何に力を入れて指導しているかを知る必要があります。
幼稚園指導用要領5領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)が定められているが、各園それぞれ力の入れ方、指導の仕方が様々である。
各園の指導方法は入園案内で一応は分かりますが、抽象的で具体性に欠けてしまいます。そこで実際に幼稚園に行き、園児達の表情を見たり、先生に会い、直接話を聞いたり、在園児のお母様に話を聞いたりして、自分の目や耳で確かめることも大事です。
先生の著書がある場合は必ず目を通しておくと良いでしょう。
系列に小学校のある幼稚園の多くが、無試験あるいは一般志願者とは別枠で試験が行われるなど、系列小学校に優先的に入学できる措置を取っています。
中にはこのような特別措置がなく、一般の志願者と同様に試験を受けなければならない幼稚園もあります。
情報協力: 理英会